上杉会館は私が沖縄小林流にボクシングのエッセンスをとり入れ、より実戦的にと始めました。
始めた頃は、成人が多くてフックやアッパーを取り入れて強さを求めてがんがんやっていましたが、小学生が増えるに従いよりスポーツ的に、又、礼節や形を重視するようになり、今では日本防具空手道連盟の会長を務めている為、スポーツ空手の振興に力を注いでいます。
 練習においては、人様の子供を預かる以上、安全が第一と考え、防具を使用して思い切りやれ、又怪我のないようにと心がけています。
防具を使用しての空手は、親が安心してみることができ、時代のニーズにこたえられる空手ではないでしょうか。
 形は沖縄空手の古い形にこだわっています。というよりも伝承していきたいと思っています。先人が一生懸命考案して作り上げた形を伝えることが「空手」たるゆえんではないでしょうか。
 入会を迷っておられる人は、一度見学をされることをお勧めします。今はどこの流派でも見学を許可していることと思われます。
 貴方の踏み出すその一歩が、人生において大きな一歩となることでしょう。

上杉会館館長 上杉勝巳

 プロフィール

1953年〈昭和28年〉 宮崎県延岡市小野町出身。
中学校3年間柔道部在籍。
延岡商業高校3年間、空手道部〈沖縄空手、小林流〉に入部、3年生の時合気道道場にも通う。
高校卒業後上京、横浜市内のボクシングジムへ通う。
1973年度、ライトウエルター級、横浜大会、神奈川県大会、夫々優勝。
一時期プロのリングをも経験する。
1974年 再び空手の道に戻る。
同時期、琉球古武道〈棒、釵、トンファー、二丁鎌、ヌンチャク〉習得。
1987年〈34歳〉 空手師範免許取得。
1990年 「上杉会館」創設。
1992年 第一回上杉会空手道大会開催。
2003年 日本防具空手道連盟設立に携わり、会長に就任する。
2007年9月  NPO法人資格を取得、全国的に活動を展開する。
2007年 空手専門誌・月刊「空手道」11月号より2008年5月号まで、半生記「てげてげ上京物語」が6回にわたり連載される。
2010年 月刊「空手道」3月号より、コラム「温故知新」7年にわたり連載する。